ボートトレーラー フレーム全塗装

ボートトレーラー トレーラー

ボートトレーラーのフレームを全塗装いたしました。
対象となるのはソレックストレーラーで、12ft~14ftクラスのボートを積載するサイズです。
長年の使用と放置により、フレーム他、各部にダメージを受けておりましたので、全体的なレストア作業を行いました。
ここではフレームの全塗装に関する作業をご紹介いたします。


こちらのトレーラーですが(白色のトレーラー)、長年使用されておらず、車検も切れている状態です。
仮に車検の有効期間が残っていたとしても、自走出来る状態ではありませんでした。
よって、カタマラン艇・平底艇用のトレーラー(下のグレー色)に積載して、当店まで回送を行いました。
トレーラーの上に、トレーラーの2段積みです(笑)


鋼材は比較的しっかりしておりましたが、ご覧の通りフレーム各所の塗装が剥がれ、見た目にも良くない状態です。

こちらは、リーフスプリングのハンガーとなります。
結合部の溶接等は問題ありませんが、旧ホワイトペイントが剥がれております。


左右のメインフレーム(車枠)と、トングフレームの結合部分です。
車台番号付近も錆び付いております。

カプラー、セフティーチェーン等も錆びております。
見た目も悪いですね。


完成車の状態にて塗装するには困難が予想された為、個々の部品ごとに修復(塗装)する方法を選択しました。
先ずは、全ての構成部品を分解します。比較的、大作業となってしまいました(汗)
しかし、この努力は綺麗な仕上がりに繋がる為、頑張る事を決意!(笑)


バウスタンドです。
錆びだらけですね。

タイヤとリーフスプリングです。

ウィンチ、キールローラー等も、全て取り外します。


ちょっと見た目には分かりずらいですが、錆び打ち(錆び落とし)を終えたところです。
この作業を雑に行ってしまうと、早期に錆びが再発してしまいますので、面倒な作業ですが丁寧に時間をかける必要があります。


錆び打ちを行った、左右メインフレームと、トングフレーム結合部の裏側です。

錆び落としを終えた、テールランプステーの裏側です。


こちらは、右側のテールランプステーです。
丁寧に錆び打ちを行います。

リーフスプリングハンガーです。
地道に錆びを落とします。


分解された構成部品ごとに塗装を行います。
先ずは、プラサフを吹き付けます。

フレーム、及び周辺部品の下塗り(プラサフ塗装)が完了しました。


上塗りの塗料には、自動車補修用塗料を使用します。
硬化剤を使用する2液性の「ウレタン塗料」です。
(エナメル系塗料)

真っ白な塗料が吹き付けられ、メインの車枠も綺麗になりました。
後は、構成部品の取り付けです。


綺麗にレストアされたソレックスのボートトレーラー!
中古新規にて検査登録を行い、ナンバープレートも取り付けられました。

後日のブログにて、当該車両のハブ整備に関する記事を掲載いたしますので、ご参考にしてみて下さい。


当店では各種トレーラーの点検整備、修理、検査登録等を行っておりますので、お困りの方はご相談下さいませ。