マーキュリー船外機 60ELPT BF 換装

マーキュリー船外機 エンジン

マーキュリー 4ストローク EFI 船外機の換装を行いました。
モデルは「60ELPT BF」… BF って何? ビッグフットを意味しております。
大きな足です(笑)
つまり、通常の60馬力船外機に取り付けられているギアケースよりも、大きな物がセットされているモデルで、90馬力等と同じサイズになります。
それにより、大きなダイヤ、ピッチサイズのプロペラを選択出来る事や、高トルク… 強固といった魅力等が有ります。
個人的には、60馬力には標準で、このサイズのロワーユニットが必要な気がしております。

ちなみに今回の対象艇は、19ftの和船タイプのセンターコンソール艇で、業務での使用となります。


元々は、同じマーキュリー船外機の40馬力が搭載されており、その頃から使われていた、古いリモコンケーブルも合わせて交換しました。


こちらのグレーのケーブルが新品です。
最近のケーブは柔らかく、良く曲がりますので、扱い易いですね。


折角の機会ですので、合わせてステアリングケーブルも交換しました。
センターコンソールを取り外したところです。


ギア類は分解清掃(オーバーホール)をして再使用しました。
今回は、ケーブルのみの交換です。


新品ケーブルが組み込まれましたので、ギアボックス(ラック&ピニオン)と共に、コンソールに取り付けられました。


マーキュリー船外機の場合、旧型船外機から、新型船外機への換装に対応した、変換ハーネスが用意されておりますので便利です。


一通りのリギングが終わり、湖上での試運転チェックです。


やはり良いです! 大きなサイズのギアケース! 力強いですね!
シビアコンディションとなる業務艇にはお勧めです…。


60馬力って微妙な領域ですね…。
冒頭でも触れた様に、個人的にはこのサイズのギアケース(ロワーユニット)が標準でも良さそうな気がしております。
まぁ 各社共に、60馬力にはオプションとして、70~90馬力に使われているサイズのギアケースを選択する事が可能ですので、使用状況に応じて選んでも良いでしょう。