山中湖の観光遊覧船に使用しているエンジン「マークルーザー350マグナム」ドライブ部分に有る、ユニバーサルジョイントのクロスベアリング交換です。

別件の修理にて、同エンジンのドライブ「ブラボーワン」を取り外した際に、ユニバーサルのクロスベアリングの状態が悪い事に気付きました。

クロスベアリングは、錆が酷く固着状態!
ニードルベアリングのキャップ部分を紙一重に削り込んでからプレス方式で何とか分解しました。

ニードルベアリングの破損は時間の問題かと思われます。
これは比較的綺麗に外せたので写真撮影ができました。
他はボロボロに近い状態でした。

とにかく削り込んで… 削り込んで…
バーナーで炙っては潤滑油を浸み込ませ…
ひたすらその繰り返しです。

通常分解ができなければ、交換部品の破壊作業に転じます!
何とかそれぞれの分解に成功しました。

新品のクロスベアリングが組み込まれました。
これで一安心です。
エンジンは、色々な個所の部品が高速回転をして、それぞれの役目を果たしながら動いております。
そして、色々な種類のベアリングが組み込まれております。
それぞれの動きを理解し、対応した潤滑剤等の知識も必要となりますので、なかなか難しいですね。