ステーサー ST-360VN 整備記録
ボート(艇体)の整備記録
ボート(艇体)の整備記録の一部を、画像と共に掲載しております。
元々艤装されていた旧デッキを全て撤去し、新たにデッキを作成しなおしました。
デッキレイアウトは、バスフィッシングのトーナメント用を意識し、広いデッキと、その下のスペースを有効活用出来る様に、小型と大型のハッチを作成しました。
又、トーナメントには必須のアイテムとなるライブウェルを埋め込み式で作成し、使い勝手が良い様に、スイッチによるエアレーターポンプ作動も循環式としております。
合わせて安心のビルジポンプも装備させ、こちらも便利なスイッチ方式となっております。
※主な整備記録の掲載となっておりますので、軽微な整備等は特に記載しておりません。
高騰の続く木材ですが、耐久性を考慮して、惜しみなく規格品の高品質なコンパネを使用しております。
各デッキ共に強度を十分に持たせる為、裏側にはキッチリと補強の木材を打ち付けております。
ライブウェル埋め込みの為のスペースです。
シンプル且つ軽量に… 強度も十分に… 工夫を凝らして徐々に組上げられていきます。
全てのデッキに防腐処理を施しております。
勿論これでデッキが腐食しなくなる訳ではありませんので、ご使用後はしっかり乾燥をさせて、長持ちをさせる事を意識して下さい。
丁寧に手間暇をかけて作成したデッキですので…。
各デッキにマリンカーペットが貼られ、徐々に見栄えも良くなってきました。
デッキに埋め込まれる前のライブウェルです。
左下に取り付けられているポンプは、ライブウェル内部循環用と、切替で行える排水兼用のポンプです。
各種ポンプ類を作動させる為のスイッチパネル及び、接続ターミナル等も、現物合わせにて作成しました。
各ポンプには、個々にヒューズ回路も組み込まれ、問題発生時には容易に対応出来る様な作りとなっております。
電気配線も新品に交換されております。
ビルジポンプ及びエアレーターポンプの配管は新品の工業用ホースを使用して接続。
電気配線及び、ライブウェル用の配管が徐々に組み込まれていきます。
又、満水状態のライブウェルは非常に重たくなりますので、その重量に耐えられる様、各部に補強材が組み込まれております。
ファイティングデッキ下には、M27サイズのバッテリーが2台置けるトレイが設置されております。
ここは、バッテリーの出し入れ専用のハッチとなります。
尚、ペデスタルポール用のベースプレートはこのハッチに取り付けられており、そのハッチはコンパネ2枚重ねにて補強されておりますので安心です。
大小2ウェイでの開閉方式のハッチに作成されており、こちらの大きなハッチはファイティングデッキごと開閉出来る様になっておりますので、法定備品等の大きな荷物の出し入れに便利です。
丁寧に造り上げられたトーナメント仕様のデッキです。
又、12ftとは思えないほど広いファイティングデッキとなっております。
新設されたデッキはマリンカーペットも新品ですので、とても気持ち良いです!
船外機の整備記録
船外機の整備記録の一部を、画像と共に掲載しております。
整備したのはジョンソンの2ストローク、15馬力の船外機です。
シリンダーの圧縮圧力も十分です!
試運転した感想としては、レスポンスが非常に良い為、スロットルに忠実に反応し、ボートをキビキビと走らせるパワフルで、へたりの無い船外機でした。
4ストロークが主流な現在ですが、この船外機の様に状態が良ければ、2ストロークの特性である、軽量パワフルなパフォーマンスを十分にお楽しみ頂けると思います。
※主な整備記録の掲載となっておりますので、軽微な整備等は特に記載しておりません。
元々がバスフィッシングで淡水にて使用されていたエンジン。
年式は古いですが、腐食もなく状態は良いです。
シリンダーの圧縮圧力は2気筒共に揃っており、尚且つ標準的な圧力で、大きなへたりが無いと判断しております。
デジタルタコメーターを使用し、アイドリングの測定です。
低速での回転も安定しており良好です。
インペラを含む、ウォータポンプケースの状態が良くなかった為、周辺部品を一式新品に交換しました。
画像は新品のウォータポンプ周りのキットです。
画像の黒い部品が、ウォータポンプのプレートとなります。
今回、インペラのみならず、その下のプレートも合わせて新品に交換しております。
こちらが新品のインペラです。
これで安心ですね!
こちらがインペラのケースとなります。
ケース内側のライナーも新品になりました。
ウォーターチューブとの接続部になる、グロメットも新品となりました。
ギヤオイルは長年交換されていなかったのか、汚れが目立ちます。
しかしながら、水の混入は見られなかった為、ひと安心です。
プロペラを外してライン絡み等のチェックです。
合わせてプロペラシャフトのグリスアップ。
一通り整備を終えてから、湖上での試運転前のタンクテストです。
冷却水も勢いよく回り快調です!
トレーラーの整備記録
トレーラーの整備記録の一部を、画像と共に掲載しております。
近年、軽自動車規格のトレーラーに、12ftクラスのボートを積載し、牽引している事例が多く見受けられます。非常に危険です!
又、違法改造により、トングフレーム延長させているケースもある様です。
トレーラーは積載物(ボート)に対して適切な形をしていなければなりません。 よってこのトレーラー… ボートとのフィッティング及び、合法的な車両に正しく改善を致しました。
※主な整備記録の掲載となっておりますので、軽微な整備等は特に記載しておりません。
こちらが元々の軽自動車規格の車両です。
適切なサイズの水上バイク等を積載するには良いのですが、今回積載するのは 12ftのアルミニュームボートの為、このトレーラーを基に正規に改造を進めました。
前方のメインフレームとなるトングフレームを長い物に交換をし、各種強度計算書及び、新規書類を作成し、実車を運輸支局にて検査を行い、合法的な車両に改善をしました。
軽自動車から普通自動車の小型に正規変更です。
後部の灯火類、反射板も新品に交換済み。
灯火類は全て、電力消費量の少ないLEDタイプを使用しております。
ボートが載る部分のバンクですが、ボートのボトムとのフィット感を改善させる為、鋼材と木材による加工を行いました。
バンクは、2×4材の縦積みにより高さを出し、今回積載する ステーサーの 12ft艇にキッチリとフィットさせました。
トレーラーのバウローラー部分と、ボートのバウアイがフィットする様に、バウスタンドも鋼材を利用して改善させました。
バウスタンドの位置関係がボートに合いました。
合わせてキール受けも作成しておりますので、安定してボートを積載させる事が出来る様になりました。
改良させたバンクが、ボートのボトムをしっかりと受けております。
こちらが元の車検証。自動車の種別が軽自動車となっております。
こちらが正規に改造を行った後の車検証。自動車の種別が小型になっております。
合法的且つ、安全なトレーラーとなりました。