深浅測量 in 長野県某ダム湖

測量船 魚探

長野県内の測量会社様よりご依頼があり、県内某ダム湖の深浅測量のお手伝いをさせて頂きました。ボートの操船業務です。
この作業では、対象水域の水深を測ります。基本的にボートフィッシングに使用する魚群探知機と同じ原理となります。
以前にも一度、他社様の測量業務のお手伝いをさせて頂いた事があります。その時は、非常に高性能な振動子をボートにセットし、操船をしながら水深を測りました。これは、我々が普段の釣りで行っている魚探かけとほぼ同じでした。ちなみに、その時のシステムは2千万円との事です。
しかし、今回は…
何と、振動子(ソナー)がラジコンボートにセットされており、そのラジコンボートを操縦して水深を測ると言った画期的な技術でした。
もう興味深々のお仕事でした!


こちらがその振動子(ソナー)搭載のラジコンボート。
ラジコンソナーボートと呼ぶそうです。
指向角が140°で広角の為、一気に広範囲の計測が可能となります。
左右に広いエリアの情報を拾っております。
そのラジコンソナーボートは、我々が乗るボート上よりコントローラーによって操作されます。


計測データは、パソコンにモニタリングされていきます。
左側が湖底の様子で、リアルタイムに水深が記録され、色分けされた図により地形の様子が把握出来ます。
右側がソナー、中層に浮いている魚もバッチリとらえます。
これが釣りに使えたらな…(笑)


私の業務は、奥に見える黄色のラジコンソナーボートに対し、乗船しているボートにセットされているアンテナを常時向ける様に母船を操縦する事でした。
モニターの上にあるシルバーの板がアンテナとなります。やはりGPSを利用したシステムの様です。
つまり、母船とラジコンソナーボートが、それぞれの人によって操縦されている事になります。
ちなみに、このシステムは5千万円との事です。


さて、本題です…。

ボートフィッシングでは、その釣り場の地形を知る事が結果を出す為の一つの要素となります。
近年の釣りにおいては、今回の様な非常に高価なシステムが無くても、それに近い事は既に出来る時代に突入しております。
そうです! ガーミン(GARMIN)魚探の、自動作図機能(クイックドロー)を使用すれば良いのです。
もう既に多くのアングラー達に浸透しているガーミンのクイックドローシステム…
比較的安価なモデルからこの機能を使う事が可能ですので、スモールボートフィッシングのデビューをお考えの皆様… 湖、海での釣りに導入されてはいかがでしょうか?
10万円程度のモデルから使用可能です。

以下は、私が過去に撮影した木崎湖でのモニター画像です。
(注意: 今回の深浅測量の画像ではありません。)


これがクイックドロー機能です。
南北に細長い木崎湖の北側エリアを、東西にボートを走らせ「等深線図」を作成してみました。
真ん中の深いエリアには魚は居ませんが、全体像を知る為と、クイックドロー機能の確認をしてみました。思う様に描く事が出来、釣りのヒントになります。


湖の釣りの場合は、岸から沖合の水深20メートル付近迄の様子が把握出来れば良いと思います。
勿論、その対象魚にもよりますが…。
作図では、水深により任意の色分けが出来ますので、ぱっと見で雰囲気がつかめます。
この画像では赤色部分が浅場を示しております。


ガーミンの魚探では、任意のレイアウトにて欲しい情報をモニタリング出来ます。
この画面の場合は、上の広い画面がリアルタイム前方ソナー。左下がプロッターで、クイックドローシステムを作動させております。
そして右下が、二次元の通常魚探です。


こちらの左側が、クイックドローシステムを作動させている状態のプロッター画面。
右側が、二次元の通常魚探。
そして真ん中がクリアビューとなり、より鮮明に映し出されます。
ちなみに、これらの魚群はワカサギの群れです。


比較的安価な魚群探知機でも、上記の様に数々の水中の情報が得られます。
湖でのバスフィッシングは勿論の事、トラウトフィッシング、ワカサギ釣り…
そして海での各種釣りにおいて、多くの機能を搭載した魚群探知機は威力を発揮するはずです!

当店では、トレーラーブルスモールボートの釣りを応援いたします。
多機能な魚群探知機を搭載して、マイボートフィッシングに挑戦してみてはいかがでしょうか?