ヤマハ船外機 マウントダンパ交換

ダンパー エンジン

2006年モデル、ヤマハ4ストローク船外機 F25AETHL の修理を承りました。とは言え、ダンパー交換が目的ではなく、別件トラブルの対応でした。
しかしこの修理、パワーヘッドのみならず、アッパーケーシングまで分解する大掛かりなものでした。
表題のダンパー(エンジンマウント)ですが、今回の作業の様に、数多くの構成部品を分解しないとアクセス出来る位置にありません。そしてこのダンパーはラバー製品… 長年受け続ける衝撃と経年劣化には勝てません。そこで今回は、ダンパーの交換を合わせてお客様に提案させて頂きました。


これは、パワーヘッド及び、ボトムカウリングが取り外された状態の写真。
黄色線で囲われている部品がアッパーサイドダンパー(エンジンマウント)です。下側にも別のダンパーが有りますが、このラバー製ダンパーのみで、ブラケットと主要部分が結合され、保持されております。


エキゾーストガイドよりダンパーを取り外します。
ちなみに、4ストローク船外機では、このエキゾーストガイドの下にオイルパンが有ります。


やはりラバー製品… 長年の衝撃と経年劣化によりダメージを受けております。


新品のダンパーが組み込まれました。今回は、ダンパーのダメージによる船外機本体のぐらつきは見受けられませんでしたが、数年後には必ずぐらつきが発生するはずです。
今回のダンパー交換の費用ですが、別件の修理にて大掛かりな分解がされているので同時進行させる事が可能でした。よって、部品代の約¥7,000-を追加するのみで済みました。この様な提案をする事が、お客様にとって親切な事だと思っております。
同様に今回は、タイミングベルトの交換もお勧めし、同時に交換をいたしました。