レンジャートレーラー 最大積載量を1200㎏に変更

レンジャートレーラー トレーラー

レンジャーボートR72用トレーラーの最大積載量を、350㎏から1200㎏に変更しました。
今回この作業を依頼されてこられたお客様は、なんと、奈良県在住の方でした。
当店は長野県の松本市… かなり遠方のお客様でした。
当店の以前のブログに、チャンピオンボートのトレーラーの最大積載量を、350㎏から1200㎏に増トンした旨の記事を掲載した事があり、そのブログ迄たどり着いたお客様から電話がかかってきたと言った経緯になります。
奈良県からの遠方のお客様… 難易度の高い業務… ん~ 悩みましたが、とても協力的で一生懸命に取り組んでおられる事は電話口でも直ぐに分かり、何とかしよう! との気持ちになり、今回の業務をお引き受け致しました。


本来ならば、奈良運輸支局にて構造変更にて受検する流れとなりますが、諸々のリスク回避の為、当店の地元となる、長野運輸支局の松本自動車検査登録事務所にて予備検査として受検をしました。

今回は当店にてアクチュエーター、ディスクブレーキ等の取り付けは行わず、事前にお客様が奈良県にて改造の実務作業をされてこられました。
強度もしっかりとした設計にて連結装置が取り付けられておりました。
安心です…。


こちらが元々の車検証。
最大積載量が350㎏となっております。
当然、レンジャーR72を積載すると過積載になり、道路交通法違反の対象となります。

こちらが今回の検査を終えた後の車検証。
最大積載量が1200㎏となっております。
これで一安心… 合法的です!


車検証の備考欄に [改造内容] が記載されております。
こちらは、
車枠・車体
連結装置 です。

こちらは、
制動装置 です。

こちらは、
走行装置 です。


さて、いったい最大積載量を増やすにはどうしたらいいのでしょうか?
答え:構造変更です。
しかし… 今回の様にブレーキを取り付けての改造は、検査部への申請が必要となります。
改造内容も上記の通り、車体・車枠、 制動装置、 走行装置、 これらの各種強度検討書を含む数々の書類が必要となります。実際には、運輸局の本局扱いとなる組立車よりも書類が増えるのが現実ですね。

気になる方はご相談下さい…。


今回は、遠方のお客様に対する難易度の高い業務の為、多少の不安も有りましたしたが、お客様の協力もあり、順調に進める事が出来ました。
充実感のある業務が出来た事に満足しております。ありがとうございました。