レンタルボート バッテリー置き場の補強

バッテリー置き場 艇体修理の事例

全塗装したアカシヨット製の14ft FRPボートに関するレストアの一部ですが、バッテリー置き場を補強しました。
このボートはレンタル艇で、日常的にエレキ用のバッテリーを入替える必要があります。
当然の様に日々繰り返される重いバッテリーが、ドスン!ドスン!のスペースです。
そんなデッキ後部のスペースを労わる為にも、キッチリと補強をしてみました。


バッテリーが置かれるデッキの後部です。
コンパネをグラスファイバーでサンドイッチする方法を選びました。
若干湾曲している床面の為、バッテリー1台のスペースにつきコンパネの板を2分割させ、わずかな反りに対応させました。


タルクパテにて隙間なく板を床面に密着させ、滑らかな仕上がりになる様に、同パテにて全体を成型させました。


ガラスマットを数枚積層させ、サンドイッチ材となるコンパネ板と元々のデッキを一体化させます。


仕上げにトップコートを塗り完成です。
12ミリのコンパネがサンドイッチされているので、既製品のバッテリートレイもビスで確実に固定する事が出来ます。


ちょっとした事ですが、この様に手間暇をかける事によって、ボート自体の寿命を延ばす事が出来ます。
せっかく二重底のボートなので、デッキ部からの浸水により内部に水を溜めたくないですからね…。